2016年11月26日

12/10-11 HIKARI FESTIVAL




とのことなので、もう誰も見ていないであろう当ブログにポストする。


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HIKARI FESTIVAL(公式ページ)


岡山市のHIKARI CLINICは、国内初のフローティングタンク併設の心療内科・精神科クリニックである。ドクター遠迫憲英氏とは約10年来盟友であり、最初の出会いはこの記事に記録されている。
2008年04月20日 アンドロイド・エモーションとテクノ・ナショナリズム

その後こんなこととかDommuneとかご一緒しつつ、今やおれ自身がフローティングタンクスタッフとして在籍しているわけで、人生なにが起こるかわからないものだ。

はてさてクリニックでなにかやりたいねーとは常々話されていたが、いよいよ機が熟し開催される大規模なイベントが12/10-11のHIKARI FESTIVALだ。20世紀エサレン研究所の意志を受け継ぎ、黒いピラミッドの都・岡山から21世紀の治療文化を発信せんと取り組む一大プロジェクトである。ダンスフロア/チルラウンジに加え、メンバーパスを発行して朝まで解放されるフローティングタンクルーム、クリスタルボウル、鍼灸、レイキやタロットも含むオルタナティブなヒーリングメソッドを一望するサロン、WSと、サイコソマティック(心身相関的)カルチャーの最前線を考え得る最上のクオリティで満喫できる内容となっている。

10日夜のインプロビゼーションライブは、確かなミュージシャンシップを持つ手練れを集め、前もって何も決めずに「じゃんけん」をするように、完全なインプロビゼーション(即興)でやってみよう、という試みだ。なにがどうなるか、誰にもわからない。そんなことが可能なのは、私が個人的にそのミュージシャンシップを確信し敬服するところの人選ありきであり、そんな素晴らしい人たちを集めて「じゃんけんしようぜ」と無茶振りするのだから、この上ない道楽だ。おれはもうあまり、緻密で丁寧なことはやりたくない気分なのだ。

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インプロセッションに参加いただき、翌日11日にはヒーリングストレッチWSも担当していただく原キョウコ氏とは、舞踏、コンテンポラリー、シャーマニズムと指向性の被り具合から一度お会いしておかねばなるまい、と馳せ参じ、その日のうちにタバコとシュタイナーとUFOの話で盟友となった人だ。人生において数回、そういう出会いがある。あらかじめ、なんとなくわかる、同じ匂いというやつだ。思えば遠迫ドクターも、お互いのブログをなんとなく意識しつつ、ある時点でどちらからともなく会合を持ったのだった。

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クリスタルボウルのまがり氏は以前からフローティングタンクに来ていただき、実はタンク用にスペシャル音源を録音もして頂いている。今年7月2日に神保町で開催された「あなたの聴かない世界vol.10 New Age or New Edge Returns!!!!!日本ニューエイジ秘史」で初顔合わせさせていただき、ピアノとクリスタルボウルで即興ジャムをさせていただいた。90's後半のレイブシーンを共有し全く初対面とは思えなかったまがり氏と、いよいよ岡山で、HIKARI CLINICで時空を共有する。これはおれなりのサードサマーオブラブ、アンビエントサマーの総括と再生の儀式なのだろう。

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Moo-Tala'sはもっとも最近知り合ったのだが、彼ら全員が東京ポッドキャストのヘビーリスナーだったということで、これもまた話の早い仲間である。つい先ほどの10月30日には真庭市の市民ホールにてMoo-Tala's No.9の一員としてエノク語呪文によるDragon Eagle召喚ライブを行った。この時の音源・映像もまもなく公開されるだろう。ディジュリドゥとドラムと呪文によるレッドツェッペリンのようなヘヴィーミュージックが記録されているはずだ。おれも早くみたい。間違いなくカッコいいからだ。

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11日ヒーリングサロンに参加してもらう虎爪鍼灸室は、実は中学の時の幼馴染である。おれの知っている彼女は声楽とヴァイオリンを嗜み九州でMTBのコミュに参画し、オカルトだのスピリチュアルだのには全く目もくれなかった人だが、久しぶりに再会するとなぜか鍼灸師になっていた。千葉にて完全紹介制でサロンを開くということで、虎爪鍼灸室という名称を命名させて頂いた。おれはなにかと命名するのが好きである。

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タロットリーダーの婀聞マリ氏は、東京リチュアルWS「自分の儀式のつくりかた」の第一期卒業生である。つまりこの人も、東京リチュアル、魔術との出会いによって人生を大きく逸脱した人だ。責任をとろうなどと思うまでもなく、大変力強い逸脱っぷりと跳躍っぷりが頼もしい。いくつかのイベントをご一緒させていただきながら、仲間内のSmall Circleでは後進の指導にもあたる姉御分である。これでいいのだ。

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西園寺リマ氏は、東京暮らしのごく初期からの知古であり、よく考えると20年くらいのつきあいだ。原宿にBONOBOというDJバーがあり、東京レイブ / オルタナシーンの重要スポットなのだが、彼女はそこのスタッフでもあった。レイキ、アロマ、リフレクソロジー、ヨガとあらゆるサイコソマティックな技法をマスターし、放浪の旅を続けている彼女がなんと岡山に引っ越して来た、と知ったのがつい先月くらい。なんかもうここまで来ると笑ってしまうような縁である。いったい岡山になにがあるというのか。

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そういう意味では、10日のメインゲストDJと言っていいだろうULU (aka Tateyama)は、まさに腐れ縁、盟友、いや戦友である。90's東京恵比寿の現代美術カフェP-HOUSEにて「Radio XP」というミニFM局を運営していた頃、彼はレジデントDJであった。「Radio Free Ambient」という看板番組は毎週水曜日、アンビエントだけをかける海賊FMで、Buddhastick Transparent、Solar Quest、Mouse on Mars、Greet Lovinkなど錚々たるゲストを毎回招きビッグチルな電波を放出した。Buddhatick Transparentを招いてのイベントで、ULU氏とおれは二人でW TRAPというユニットでライブも行った。あれはいつだったろうか。もう忘れた。そういうアンビエントサマーの共犯者だ。そしてまた岡山でこうだ。こういうのは20年ぶりくらいだと思う。

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そしてゴッドスコーピオン氏。2015年6月に西麻布Bullet'sで開催したイベントUNOFFICIALで、Psychic VR Labのメンバーたちとともに前代未聞の魔術儀式体験VRソフトNOWHERE TEMPLE betaを1週間足らずで開発・公開し、ある種の人々の人生を不可逆的に更新してしまった共犯者である。今回HIKARI FESTIVALにNOWHERE TEMPLE betaを持ってこれるとは露とも思っていなかったが、なんと実現してしまった。このVR体験がどれくらいのインパクトを与え得るものなのかは、こちらのレビューを参照して欲しい。たぶんある種の人々は同意してくれると思うが、これはVR元年に先立つ2015年の最重要「事件」であった。

そのほかにも紹介しきれない豪華メンツが勢ぞろいしているわけだが、とにかくまぁこれがどれくらいおおごとかは少し伝わったのではないかと思う。この2日間には、おそらく、おれが見てきた90's-00's日本の、サイケデリックからケイオスマジック、そしてVR元年へと至る最も秘められたコンテクストが再び手繰り寄せられ、活き活きとしたウェブとして新たな開放系へと伸ばされるだろう。それはとてもテレパシックな、そこにいることが重要な、目撃と刻印の場、2016年新たに勃発するコスミックノードであることに、疑問の余地はもはやない。

はてさて、集い、踊り、語り、チルアウトしようではないか。

ENJOY!

HIKARI FESTIVAL : http://eugenius.jp/hikarifestival/
FBイベントページ:https://www.facebook.com/events/665331256959756/

posted by bangi at 02:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする