2007年02月02日

13歳のハローワーク

新会社のキャッチフレーズを考えるなか、「知の傭兵」というのはどうだろうと検索したらみつけたこんなページが。

HOME > 「好き」で探す > 何も好きなことがないとがっかりした子のための特別編:戦争が好き > 傭兵(ようへい)(13歳のハローワーク)
http://www.13hw.com/job/06/06_01_03.html

村上龍のベストセラー書籍らしい。13歳を舐めずに本気の悪意をぶつける大人げない態度が素敵だ。

http://www.13hw.com/

おれが23歳で会社をたちあげたころ、気をかけてくれていた某モデルエージェンシーの社長氏との、恵比寿のガード下屋台(駅ビルができる前で、恵比寿駅周辺は屋台街として有名だった)で飲んだことを思い出す。品のいいダブルのスーツでいつも優雅に穏健に振る舞っていた社長氏に、おれは不遜に泥酔しながら、創造において最も重要な哲学を「世界に悪意を持ち続けること」としてぶちあげた。社長氏はそんなおれの青臭いテーゼを「それいいね」と何度か復唱し、面白がってくれた。だいたいおれの気分などころころ変わるのだが、ほのかに憧れていた社長氏に気に入られたこともあり、「世界に悪意を持ち続けること」はいまだにおれの心のなかに留保され暖められ続けているなにかとなってる。

お返しに、とばかりに社長氏は「何事も10年やれば逃げ切れる」という言語ウィルスをおれに注入してくれた。最初の会社設立からちょうど10年たった今、社長氏の言葉が淡い説得力をもって蘇る。否、その言語ウィルスが、この10年を造形したようにも思う。

世界に悪意を持ち続け、10年やれば逃げ切れる。
人生訓にするにはあまりにすれっからした風で、そのような人生を送ってきたのだとすればなんとも気恥ずかしくもなるのだが、不満と葛藤に身悶える若者を駆動する言語ウィルスとしてはなかなか秀逸といえる。否定神学apophatike theologiaのような、否定人生訓。否定的あいだみつをから届く紙ヤスリの絵手紙、、、

ともあれ逃げ切った後になにをするか、それが本題だということを、社長氏は暗におれに投げかけていただろうことも今となって気づきはじめたし、社長氏もまた、悪意とはあらゆるディスコミュニケーションに対する拒絶の態度として現れなければならない、という含みを熱燗とともに飲み込んでくれた筈だが、それは秘密の教えだから知らんぷりしておけばよろしい。

13歳よ、堂々と世界に悪意を持ち続け、10年やって逃げ切ってみるがいい。
劇場を解体してかがり火にくべ、祭りの熱狂のなかで恋に落ちろ。

PS.
可能であればもっと穏便に生きろ。

今日のYOUTUBE
Discharge - State Violence State Control
http://www.youtube.com/watch?v=EQZSevajlzE


posted by bangi at 08:35| Comment(2) | TrackBack(0) | ネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
13歳よ
自分の鼻が頼りだぜ
と、アタシは言っておく
Posted by Raven at 2007年02月03日 05:06
13歳ではないが、15歳の時ステージで演奏した曲が見れて良かった。state control
Posted by tsune at 2007年02月07日 17:21
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