おれがこのニュースから思うことは、中国共産党政権はIT勘というかサイバー勘が絶望的にないなーということ。おれが国家主席なら転生IDを発行してオンラインで霊統認証を行う民間企業を育成する。そのデータベースをチベット亡命政府やバチカン、次に広く一般に売り込んでグローバルな霊統マッピングを推進し、バックドアから抽出したデータを長期国家戦略に活用する。どのアイデアがどこに転生しているか示す意味の地図が、アトムにおける戸籍に対応する、次世代のサイバー公共サービス管理(すなわち国家)のインフラとなる。
中共エリートたちは、もっとSF読んだほうがいい。せめて「1984」くらい読んでおけば、北京オリンピックを控えてのNGワードくらいは抽出できるだろうに。
ホントはインターネットを世界から撲滅したいけど、他所様とのお付き合いを考えるとそうもいかないからGoogleに圧力をかけつつ渋々使っているだけ。いつの日か中華帝国が世界の覇権を握った暁にはクローズドな秘密電話的ネットワークだけを作りたい、というのが彼らの本音だと思います。
日本の政治家はネットに対して牧歌的だけど、それはまだまだ感度が低いことの裏返し。どちらが良いのやら。
すごい! おもしろい! 中国の偉い人、わかってんじゃん!
「転生」を国の許認可制にするって政策はさすが。もしも我が国でこれを法制化したら、案外日本の宗教界からは支持されるんじゃないかなあ。宗教を法人として登録させるのと、転生を事前申請させるのって本質的には同じことのような気がします。あと中共政府はbangiの言うとおり“サイバー勘が絶望的にない”ので、例えばインターネットを取り締まるのにシステムを開発するんじゃなくて人海戦術で大勢の人間にチェックさせたりしちゃう感覚があるので、敵対する立場の人たちはその辺をうまく突っつく戦略を立てると良いのかもしれない。つまり勝手な転生を認めないとした時点で「転生」そのものを認めただけでなく、イリーガルな転生を警戒しているわけで、政府宗務課は今後、転生の自由化を求める勢力やアンダーグラウンドで繰り返されてく転生に対して、どのようにチェックし管理するのか。チベット勢は大変だと思うが、がんばってほしい。
自称ベイブ・ルースの生まれ変わりみたいなのをいっぱい集めた中華野球の新球団<リ・インカネーションズ>がメジャーに殴り込みをかける日も近いんじゃないだろうか。
既にパンチェン・ラマは2人だから、ダライ・ラマもそうなる可能性は高い訳で、ついにきたか…の印象。しかもお約束のクラシックスタイルで、コールハースもびっくりの<ジェネリック>。あと、ノン宗教の転生ビジネスでは、自称ベイブ・ルースの生まれ変わりみたいなのをいっぱい集めた中華野球の新球団<リ・インカネーションズ>でメジャーに殴りこみをかけるとかもやってほしい。
日本史中にも南北朝とか、出口王仁三郎が「修行中“天皇霊”が自分に憑依した」みたいなこと言い出して大騒ぎとか、いろいろあったようですが、さてさて。
政府の認可欲しさで横行する袖の下が、しばらくは中共の財政を支える。
世界の宗教界の偉人たちは、できれば上海万博までに頑張って揃えたいところだが…