Misajoey飛び入りライブを観にいったらそこでなかなかカッコ良かったのが坂上庸介氏。
歌い手としての磁場はかなりな強度。ジャック・ジョンソンみたいなクールガイかと思ったら尾崎豊が大好きだそうで。尾崎よりも全然カッコいいと思うよ。
http://www.spiralspiders.com/
坂上庸介氏blog
http://spiralspiders.livedoor.biz/
でまーいつもの如く酔っぱらったおれは初対面の庸介氏に「君のうたもギターも饒舌になればなるほどつまらない」と暴言を吐いて帰途につきスヤスヤ寝たのだが、後日庸介氏から「舞台をやるから来い」とのメール。代官山の劇団ひまわりシアター。ひまわり?ありていな謎には慣れているおれは深く考えずに代官山シアターに向かった。
そこで催されたのは庸介氏のバンド「スパイラル・スパイダーズ」の「舞台」。ライブじゃなくて? そう、バンドメンバー総出で、楽しいコントや唄を交えた「舞台」なのだった。照明も演出も音響さえも手作り感満点の、別にこましゃっくれたミクストメディアとかクロスオーバーとかではない、ほんとに純粋に「バンドで舞台やったら面白くね?」な感じで、よくいえばライブハウスのような臨場感、よくいわなければ餅は餅屋の逆、という舞台だったのだが、これが意外と面白い。ギャグが滑ろうがPAが割れようが、そんなことは別にどうでもよくなる未知の場が生まれていた。おそらくなんらかのツテで安く借りれたのだろうひまわりシアターで、午後の稽古が終わってひまわりっこたちがカフェにお茶しにいった後の劇場を、スクワットするかのようにやりたい放題やっていた。ぞんざいなPAに終始ハウリングに音割れというのも、劇場サイドの悪意が感じられる。つまりおれはそこにハッキングをみたのだった。
客電消えて冒頭、庸介氏のモノローグがはじまる。そこではおれが初対面時に吐いた暴言がかすかに織り込まれていた。つい数日前なのに、織り込んじゃうのか。劇団じゃなくバンド、のスピード感にニヤリとさせられたのだが、彼のことばには本物の痛みと香りと意志がある。暗闇のなかでずっとそれだけ聴いているのでもおれは全然よかったのだが、続くコントも庸介氏の身体を求心力としてムリヤリ成立させる真摯に乱暴なコントに、我がからだの師・笠井叡にも通じる宇宙的スリルを感じ、拍手喝采を贈ったのだった。
これを読んでいるかも知れない庸介氏よ。おれがいいたいことは下記の通りだ。
・コパッサンとジャケンポーンが面白かった
・自らを速度と失語の只中に宙づり、アウアウと息を悶えるその感じ、それが「舞台」というメディアでこそ一層輝くことに勘づいている君の直感に敬服する。
・全てを優しく説明してくれる「街」など脱ぎ捨ててしまえ。君の凶暴な刃を柔らかく受け止めるスポンジによってバランス成立、それは正しくもあるが、誰にとって正しいのか、それが問題だ。
・というわけで、笠井叡に会いにいけ。国分寺に「天使館」という稽古場がある。電話していけばよろしい。
・君は詩人であり、君のことばは兵器だ。癒すためにはまずメッタ切りにしなければならない。それができる君の才能に感謝し、無数の致命傷の彼方へ消失するうたを期待する。
・つーかおれ、以前誰かからスパイラル・スパイダーズのことを聞いたことがあるんだよね。誰からだったか、どんな内容だったかはわからんのだけど。もしかしたら共通の知人がいるのかもね。
・いずれ近々、なにか。
本物の才能、本物のからだに出逢えることって幸せだよね。
今日のyoutube
Hakim bey
http://www.youtube.com/watch?v=i3cL1zAQry4
なにか思いでを
http://www.youtube.com/watch?v=e8lFmbp0_k4
ハッピーデッドエンド
http://www.youtube.com/watch?v=laqLtEEadzc
存在という魔術
http://www.youtube.com/watch?v=HhoYuTeCuCg
2007年08月11日
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つうか初対面で酔っ払ったついでに暴言、みたいな感じはどうかと思いきや何となく成立してる辺りがミラクル。
バンドのHP見たら、やってることのはちゃめちゃ感が胸キュンです。