2008年05月04日

LUAN DUN

夜はねーちゃん一押しのナイトクラブFabricにいく。
とにかく馬鹿でかく大小5フロアくらいで、どのフロアも音響&照明は最高。
さまざまなテクノをお届けしています、としか表現できないような、なんか聴いたことのないミックス。あとひらすらDealerと間違えられる。なんかそわそわした風に近づいてくる連中がPILLS?とか聞いてくる。やーdealerじゃなくて、ほんとソーリー。でも既にきまってんじゃねーかていう感じの超可愛いねーちゃんが「MDMA?!」と目をみつめて叫んでくれるのは、たいそう素敵な気分だった。何度も聞き直すと、耳元でも叫んでくれる。サンキュー&ソーリー。

晴れて自由の身となったおれは早朝からテンプルチャーチを目指す。
英国最古のテンプル騎士団史跡。さすが地下鉄TEMPLE駅を降りたとこから「ここは団の領有地」という主張に溢れている。

しかもなかなかたどり着けない。マップを何度みても、この向こう側がそうなのは間違いないはずなのに、いけないのだ。一度これかな?と間違えて別の教会で悦に入っていたおれは、過去のStele of Misunderstandingの件を思い出し、危うく幻影を振り払う。

大通りに面した正面ゲートが閉まっていたせいだが、これ普通の旅行者には絶対たどり着けないよ。まぁそういう意図なんだろうけど。ようやくインナーテンプル、そしてテンプルチャーチにたどり着くと、そこはさすが、さすがとしかいいようのない「聖地」。表通りの喧噪とは全く別次元のリアリティが、行き届いた美と静寂によって保護・運営されている。美しい。ちょっとしたイニシエーション体験。やっぱ意志(意地)だよ最後はね。

ロンドンイニシエーションを無事乗り越えたと思ったら、後は面白いくらいにスムース。なんか感覚の奥深いなにかが開いたように、小径が「わかる」のだ。すいすい歩いて前回たどり着けなかった本屋に。絶対なにも買わないぞと決意していたのに、これまた本屋の「美しさ」に感動止まれず、買い込んでしまう。知ってはいたが入手は諦めていた本が幾つもある。興奮してお店のおねえさんに「あの本はないか、みたことあるか」と質問攻めするも、「4:30になったら別のスタッフが来るから彼に聞いてみて。彼なら知ってるはず」となにかを含んだジェントルスマイル。とりあえずKAOS TAROTなるタロットデッキを購入し、再び旅立つ。

気がつかなかったが、コヴェントガーデンのマーケットのすぐ近くだった。
珍しく快晴のロンドンで、すべてが幸福なマーケットプレイス。
ああなるほど、やはりイニシエーションだったのだ。
サンキュー。

ふたたび本屋へ。紹介されたスタッフは聴けばなんでも応えてくれる。面白くてずっと話していると、客のインド人青年も加わる。でロンドンはいまどうなんよ。やーまーこんな感じだねーでもまー一部ではごにょごにょ、とそのごにょごにょの部分を聞き逃さないおれが得意の深入りステップで踏み込むと、よし、これから一緒にいこうぜ、という運びに。That's what I'm talking about.

道すがら、同じ年齢であることが判明。It's a kind of generationだよな、うんまさにそうねと話ながら、さらに紹介された人物と歓喜のごにょごにょ。

すっかり打ち解けてじゃパブで一杯やろうぜ、とさらなるストーリーを交換。
おいあれみにいこうぜ連れてってやるよ。なになに。あれ。メソニックテンプル。ははーあれが。そしてほらこっちがFree masonly armていうパブ。パブなんだwww この辺り一帯がメーソンアベニューなんだよ。まじでwww 知ってる?英国の警察官の90%がごにょごにょ うへーwww

マニアックな連中ともいろいろ出会ってきたけどさ、君のケースは初めてだよ。そりゃそうさ。へーそりゃまたいったいどういうわけで?ごにょごにょ。

話が尽きないというのは本当にこのこと。言葉の壁が消え去っていく。

よし、明日はおれが本当のLONDON/LUAN DUNを巡る旅に案内してやる。全行程歩きだけどなwww もうね。なんかね。ほんとサンキュー。
It's a kind of generation. sometimes, this kind of thing happens.
Yes, this is the NETWORK.

おれの旅がはじまった。

続く。
posted by bangi at 06:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 神秘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
それがビジョン

Keep going !
Posted by Raven at 2008年05月04日 09:15
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