2011年02月26日

お蔵出し原稿シリーズ:雄大くんの「とき」


最近HDDのバックアップをとったりして過去ばかり眺めている後ろ向きなおれですが、またいい感じの過去が発掘されたのでここに貼っておく。以下はフリーペーパー「BALANCE」に04年あたりに連載されたイラストコラム「とき」の全原稿。04年あたりというのは、メールの日付がそのあたりだったからそうなんだと思う。このあと雄大くん特集のBALANCE Vol.31"ESCAPE VELOCITY"号があったが、カラー見開き部分だけが残ってた。

toki.jpg

PDFをあげとくので暇な方は眺めてみて欲しい。ブラウザでうまく表示されない時は右クリックでダウンロードしてみてください。
(0226/23:00 リンク先データが表示されない不備を修正しました。こんどは表示されます)
http://www.eugenius.jp/Escape_Velocity_P4-5_A4_.pdf

BALANCE誌はその後も快調なようだ。iPadアプリとか出して欲しいなー。
http://www.balance-web.com/
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2010年12月13日

お蔵出し原稿シリーズ:2000年からモテる方法


以下は前世紀も終わろうとする頃、文芸社刊の雑誌「A」にシェークスピアボーイズ名義で連載された「2000年までモテる方法/2000年からモテる方法」の最終回1個前の原稿である。ひょんなことからテキストデータがでてきたのでここに再掲する。残りの原稿は未だみつからない。おそらく度重なるHDクラッシュによって失われたのだろう。誰か持ってたら消去しておいてください。嘘、ください。

シェークスピアボーイズは他にもSpectatorやTOKIONといった雑誌に温泉旅行記や某宗教団体突撃取材など扱いに困る原稿を多数寄稿した記憶があるが、その多くは失われている。そんなもんだよね。



「全ての男女は星である」アレイスター・クロウリー

そこは56億7千万年前の地球であった。
まっすぐに広がる平原の向こうに、森があった。
雨が降っていた。
きっと、もう何億年もの間降り続いていて、これからも降り続けるのだろう。
誰もいない。ただ、雨が降っていた。

その時、私は気がついた。
誰もいない。しかし、「誰か」がいる。
この雨を降らし続けているある存在、ある意図。
深い、透明なかなしみに満ち、不可視の輝きをまとう「あの御方」。
呆然自失となった私は、いつのまにか泣き崩れていた。
涙は止まらなかった。

雨は、今も降り続いている。

先日、千葉の浜金谷という小さな浜辺を訪れた。
寄せては返す波を眺めながら、私はもっと大きな波を感じていた。
全てが揺れ動いている。水も、大気も、私たちも。
私は地球の中心について考えていた。
空を見上げると、白い月と太陽が並んでいた。
そうか。「波」は星の世界まで達しているのだ。
全てはグラデーションであった。
どこにも中心がなく、無限の円周を持つ円。

「あらゆる数は無限である。いかなる差異もない。」
20世紀最大の神秘家、アレイスター・クロウリーの言葉を憶いだした。
「全ての男女は星である。」

私は、4年前の幻視体験で遭遇した「あの御方」に再会した。
(その名は、隠され、明かされている。)

仏教における究極的救済、マイトレーヤ(弥勒)の降臨は、56億7千万年「後」とされている。
私が幻視した56億7千万年「前」の地球が、今私がいるこの星のことなのか、どこか別の惑星なのかはわからない。しかしそれはやはり「地球」であった。私の源、普く宇宙に満ちる生命の第一質料(プリマ・マテリア)、ガイア、とか。

時間もまた、波である。「いま」を中心に、無限の円周へと向かうグラデーションとして時間をイメージする時、「ここ」を中心として無限に広がる空間との差異は消滅し、ひとつの球としての宇宙が像を結ぶ。球の中心は「いま、ここNOW HERE」である。そしてそこは「どこでもないNOWHERE」。円周が無限であるならば、中心もまた存在し得ないからだ。これはユダヤ神秘思想の精髄カバラの宇宙流出論においてエン・ソフ・アウル、無限の光として言及される宇宙の元像である。カバラにおいては、この無限の光が一点に収縮することにより、神の自意識そのものとしての「宇宙」が顕現する。この一点をケテルといい、以降全ての事象がそこから流出する源となるわけだが、NOWHEREからNOW HEREへの収縮、凝固のプロセスとして時空の成り立ちが説明されていると捉えれば、そのまま私たちの自意識の成り立ちにも当てはまる(ケテルは人体において頭頂部、クラウンチャクラに対応する)。

Quod est superius, Est sicut quod est inferius.

浜金谷の浜辺に、一匹の透明なクラゲが打ち上げられているのを見た。
エデンを離れ、悠久の時を旅してきた人間からみれば、すでに理解不可能なほど、単純な生命。薄皮一枚で覆われた海、凝固した海そのもののようなそのクラゲの体に、私は遍在するケテルをみた。眺めていると、一匹のフナムシがひょい、とクラゲの亡骸に飛び乗り、もろとも波がさらっていった。NOW HEREを生きたクラゲは再び、NOWHEREの海へと溶けていく。高まり、鎮まっていく生命のバイブレーションは、星の世界まで達していた。空虚はどこにもない。全ては満ち、揺らいでいる。私は持参したハーモニカを吹いてみた。その音も、揺らぎ、響き、星に共鳴した。寄せては返す波のように、私はそこで、揺らいでいたのだった。

エデンに永くは留まれない。人間は自由意志によって、エデンを出たのだ。この連載もまた、エデン回帰と出エデンの物語を共に内包している。エデンを憶いだし、再びエデンを出るという作業が必要なのだ。楽園を後にしたあなたはどこへ向かうべきか、もしかしたら、あなたはその孤独な問に愕然としているかもしれないけれども。

決まってるじゃないか。私は私を待つ恋人のもとへ還っていくのだ。それがモテるということである。


「2000年からモテる方法」第4回「宇宙プラグイン」
文芸社「A」1999年9月VOL.5
posted by bangi at 01:48| Comment(0) | 詩と芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月11日

仏教伝来2010


これは伝導しなければと思いました。



ニコニコ動画では意訳テロップがついてこれがまた成仏なのでアカウントある方は是非。
ない方もアカウントつくって是非。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm11998050

今何かが起こっている。素晴らしいかも知れない、そうじゃないかも知れないなにかが。

心配すんな、大丈夫だ。
posted by bangi at 02:09| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月23日

Summer of Illumination 2010 ”セトの花嫁”


8月14日〜15日にかけて、瀬戸内海に浮かぶ某無人島にてキャンプ&パーティ&儀式。
オーガナイザーのVoidphrenia氏の突発的な思いつきからはじまったこのギャザリングはシンクロニシティの潮目を読みつつ大胆不敵に舵をとりながら、あれよあれよという間に「その瞬間」にフォーカスしていった。

Gnostic Summer Of LoveというVoid氏のインスピレーションをもとに、Summer Of Illuminationという呼称を導きだす。SOL(太陽/Latin)とSOI(汝/Greek)の対。率直で力強く重層的な解釈と無限の変奏が可能な標識記号として、今後永きに渡って響いていくであろう強い名前でありイデアが得られた。いまここのおれたちのシンクロ祭り、SOI 2010のはじまりだ。

渡船に機材一式を積み込んで目指すのは、某無人島。人の介入を拒むような荒々しい雰囲気のビーチだが、清掃&設営が進むにつれて次第に柔らかな居心地の良さに包まれていく。地鎮祭は、島の伝承にちなんだ祝詞の奏上と、去る6月に行った田開き儀式から連なるモチーフとして楽と白玉の奉納。我々の儀式でお馴染みの鐘と、ピレネー山麓で職人が手作りしているというシャンティチャイム、Sor.Vaphomettaのなんだかよくわからない鈴玉(としか表現しようのない、鈴のようになる銀の玉)が、静かな波音と夕日に溶けて、ひとつの静寂、NOW HEREを生成する。



あらためて乾杯し、チルチルに緩いビートとBBQを楽しみつつ、夜の儀式をセットアップ。
団の公式儀礼としては通算6回目となる今回の儀式。儀式のテーマや演出は毎回、連鎖するシンクロニシティを注視しながら直前まで物語と象徴構造を練り上げていくのだが、今回は去る2009年6月に伊豆大島で執り行った公式儀礼にして自身の結婚儀式をベースに拡張展開した、いわばバージョンアップ版をつくってみよう、という明確なイメージがあった。もともとの結婚式が当初、瀬戸内海、淡路島で執り行うことを想定されていたもので、その時点で「蛮儀・セトの花嫁」と題されいたものの、最終的に伊豆大島で執り行ったために、この秀逸な言語遊戯と重層的な象徴の響きを表現しきることがなかった。今回、晴れて「セトの花嫁」を執行するにあたって、儀式はほとんど原型をとどめないまでに拡張されたが、そこにはやはり通底するもの、すなわち荒野、星空、炎による野蛮にして聖なる結婚というイメージが貫かれている。インスピレーションとシンクロニシティによって次第に式次第が発見されていくにつれ、どうもおれはずっと同じ儀式を書き続けているようだ、という感もまた、強まる。

大島結婚式では中央に配置され求心力を持っていた炎が、今回は並列したAlter、神殿とともに3つの相、ドラマの3局面のひとつとして置かれた。それは依然太陽であるが、Alterを介して対置するヴェイルに包まれた神殿とその内奥の星の光と呼応し、相対化された位置づけとなっている。これはSummer Of Love、SOL(太陽)が、星、すなわちSOI(汝)へと昇華・変容していくドラマの場としての、必然的帰結であった。

Alterに置かれ4大元素を象徴するMagickal Weaponsは、ビリヤードキュー、杯、軍刀、ペンタクルであり、大島結婚式での拳銃はキューに、小刀は軍刀に、ドラムはペンタクルへと変更されている。これは運搬の都合もあってのことだが、大きくは儀式中盤から挿入されるジャンベ演奏を意識しての変更であった。DJとジャンベのインプロビゼーションによって高められていくInvocation of Chaosのクライマックスでは、圧倒的な存在感を持つドラム=地のWeapon、聖杯としての花嫁と対峙する強度を、火、風のWeaponにも必要とされた。視覚的にも意味作用的にもより大きな身振りによって空間をダイナミックなテンションへと吊り上げていくことを意図したが、その効果は満足のいくものとなった。

タープとヴェイルによって設えられたカアバ(神殿)には、4柱のGuardian Goddessesを順次Invokeした末にアマテラスへと変容した花嫁が、裸身に丸い鏡を保持して鎮座する。参列者は一人づつヴェイルをくぐり、不可視の太陽=秘密の星の神殿でパンとワインの聖餐を受けるが、この時、女神に包容された自分自身と対面する。荒野に打ち立てられた秘密の天幕で、酩酊と雑婚の幾何学の果てに、大きなI amと小さなI amの神聖結婚Hieros Gamosが理解される。この光景は参列者の深層に強烈に働きかけ、揺さぶるものとして入念に設計された。

Invocation of Chaosに続きカアバの参拝と聖餐が順次執り行われるなか、儀式はダンスフロアへとクロスフェードし、朝日が昇るまで、力尽きるまで、かがり火とダンスが継続された。それが一人一人それぞれの、強烈なNOW HERE感覚として体験されたことを願う。

今回挙式にあたり、MagickianはFra. TBSK、High PriestessはSor.Vaphometta、DeaconsはFra. LI及びFra. 春昴がそれぞれ務めた。彼らの献身なくしてこのNOW HEREの体験は得られなかった。深く感謝する。

以上、かなりの部分をはしょりながらも、それでも以前なら絶対に書かなかっただろう内容をこうして書いてみるのは、率直に時代的なDisclosure気分によるものだ。秘密は明かされている。常に新たな薪がくべられ、秘密の炎は永遠に燃えあがる。本当の秘密とは、あなた自身に内奥にある「それ」であり、その他一切の秘密の意匠はそれにアクセスするための装置に過ぎない。今年生まれたSummer Of Illuminationというこの比類のないギャザリングが、さらなる縁と宴を編み上げていくことを確信しながら、それに相応しい新たな「話法」の探求に一種のお気楽な使命感を感じつつ、

2010年8月、常に新しい都にて 
KAOTAOATOAK

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(後日談や写真など、適当にアップする、かも)
Voidphrenia氏のSOI 2010記事はこちら

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2010年04月25日

汝のカアバに書院を建てよ

岡山の熊山遺跡にいってきた。

以前鞍馬山を訪れた時と同様の小雨のなか、てけてけと遊歩道を登り山頂の熊山遺跡を目指す。

6425.jpg

http://www.sairosha.com/tabi/nazo/kumayama.htm

案内してくれたのは岡山でアイソレーションタンクを併設した心療内科HIKARI CLINICを営む遠迫先生。HIKARI CLINICのロゴデザインをやらせてもらったりしてなにかとオモシロを共有するよき間柄なのだが、氏から伺う熊山遺跡のシンクロニシティ体験はそれはもう面白くて。まー割愛するんだけど。

http://hikariclin.exblog.jp/


あーやっぱでも書けないわw
というわけでまーおすすめスポットなので近隣に寄られたら是非。で熊山遺跡にいかれることがあったら、お詣りの真言 「ざざすざざす なさたなた ざざす」を唱えてみてください。きっとご利益があると思います。もうおれBlogてのが何だったのかよくわかんなくなってきたよ。

http://bangi.tumblr.com/post/513417875/via
http://www.jimbunshoin.co.jp/mybooks/yosiind.htm


posted by bangi at 02:26| Comment(0) | 神秘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月07日

なう

極めて明るい世界から極めて不穏な世界へとシームレスに繋げてみる試み。




Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y) (新書)
津田 大介 (著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862484824

天才! 成功する人々の法則 (ハードカバー)
マルコム・グラッドウェル (著), 勝間 和代 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/dp/4062153920/




いまごろもう猫も杓子もオヤジもお局も食い入るように読んでいると推測されるが(されるよね?)いわゆるヒップなビジネスパースンみたいのは丁度そのころこういう感じで




フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン (著), 小林弘人 (監修), 高橋則明 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4140814047
原著"Free: The Future of a Radical Price"はPDFで放流されている。




そのつい先日にはこういうのがあって

リナックスの革命 ― ハッカー倫理とネット社会の精神 (単行本)
ペッカ ヒマネン (著), リーナス トーバルズ (著), マニュエル カステル (著), 安原 和見 (翻訳), 山形 浩生 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4309242456





隣の側道では実はこんなことになっちゃってて

The Art of Memetics
http://artofmemetics.com/
Neo Pagan / Chaos 筋による極めて乱暴な戦略意味論。筆者自ら放流したPirate editionがPDFで読めるのと、ウェブ自体が豊富なリンクとEmbed、Tweetで補完され続けるHyper Text Edition。ぐるっと一回りして懐かしいムードでもあるのだが、表出する「なう」にはほぼ必ず屈折しながら沈殿した膨大な過去がある、ということなのだろう。




その文化遺伝子Memeはすでにこの時点で確立されていたわけで




T.A.Z.―一時的自律ゾーン (Collection Impact) (単行本)
ハキム ベイ (著), Hakim Bey (原著), 箕輪 裕 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/dp/4755400597
原著(フリーテキスト)
http://hermetic.com/bey/taz_cont.html



これはつまりロゴスの内戦、平たく言えば言語ウィルス戦争なのだよ。

Playback: The Magic of William S. Burroughs (ペーパーバック)
Sven Davisson (編集)
http://www.amazon.co.jp/dp/0979083834

Black Fez Manifesto &c. (ペーパーバック)
Hakim Bey (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/1570271879




バイブルに手を置いて宣誓する国とそのマネーフォースへのカウンター意味戦略がBlack Fezを纏うのは情緒でも怨集でもなんでもない、極めてクールな記号演繹なのね、あたりまで合点がいったら改めてDiscordianを参照してみて




Principia Discordia: The Magnum Opiate of Malaclypse the Younger (ハードカバー)
Malaclypse the Younger (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/1846856043/




広告とアジビラと不在者の偽一神教モデル、うん、極めて納得!あれ!おれ今なんて言った? なんかちょっと検索酔いしたみたいだから、ミネラルウォーターでハーバルサプリ飲んで、今一度Twitter社会論に立ち戻って寝落ちしよう。




翌朝オフィスでさっそくTwitterをチェック。




http://twitter.com/tsuda
http://twitter.com/kazuyo_k
http://twitter.com/chr1sa




うんうん!有名人ともこんなに近いTwitter最高!なんて嬉しくなってきたところで昨日のつづきのパワポやるか、と思ったら視線の片隅にはこういう人たちもはいってくる訳で(昨日感染したMemeのせいです)




http://twitter.com/artofmemetics
http://twitter.com/techn0ccult
http://twitter.com/disinfo
http://twitter.com/GideonStargrave
http://twitter.com/discordian




不穏。極めて不穏。アイコンがもう不穏。
この不穏な人たちと自分がどう関係しているのか、さっぱりわからないのがまた不穏。
ふと気がつくと我が社のソーシャルメディアマーケティング戦略パワポに「利他的なミーム」とか「贈与経済」とか「カオスのコモディティ」とか項目立てして途方に暮れている自分を発見。ちょっと早いランチで気を取り直して、と気持ち足早にオフィスを出ると





ロスト・シンボルズ公式サイト
http://www.danbrown.jp/thelostsymbol/




オープンカフェでベジサンドを頬張りながら、ノートブックで作業に集中するビジネスマン。彼のデスクトップに表示されているパワポには三角形の中の目からびろーんと伸びるフキダシに「1800万部突破!」。会議まであと23分。間に合った。


(続く)
posted by bangi at 17:04| Comment(1) | ネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月15日

暗示の外へ出ろ。俺たちには未来がある。(Googleより中国共産党首脳部へ)

これは書いておかねばなるまい。

"グーグルvs中国政府" 今まで中国が禁止して検索できなかった「天安門事件」などのタブー画像が検索可能に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00000587-san-int

Googleが中国共産党政府に情報開国を迫る。
もちろん中共に勝ち目はない。何故か。
ここではどんな企業も国家も一人勝ちはできない。
ただわれわれが、われわれ自身を勝ち取るのみだ。
そこにITの本質がある。

Googleは社是"Don't be evil"のもと、打算より常に深い戦略によって中国政府と正面から対峙する。そのメッセージは

"暗示の外にでろ。おれたちには未来がある"

GO Google GO!



一方マイクロソフトは…

「MSのブログ検閲は中国政府より過激」

中国のブロガーたちはMSNスペースでブログの名称や各投稿の件名に政治的に注意を要する 言葉を使うのを禁じられていることが、アジア各国のブログやニュース報道で明らかになった

マイクロソフト社が投稿をブロックしている禁止語には、「台湾独立」、「ダライ・ラマ」、 「人権」、「自由」、「民主主義」などがある。

マイクロソフト社は中国政府が実施している検閲の基準を超えているという。政府の検閲では、 共産主義政府による統治を危うくする言論については断固として対処するが、「自由」のような言葉まで公然と禁止しているわけではないというのだ。

http://wiredvision.jp/archives/200506/2005062204.html
(注・2005年の記事です)

LOL Microsoft LOL!




「世界は鏡なり。心するがよい。この世界のすべてが鏡であり、
それぞれのかけらの中で、幾百もの太陽が燃え立っているのだぞ。
一滴の水を割れば、澄みきった大海原があふれ出るであろう。
一滴の塵に目をこらせば、数限りないアダムの姿がみえるであろう」
(スーフィーの言葉)

「五大にみな響きあり、六塵ことごとく文字なり」
(空海「文字実相義」)


「自分でかけた暗示のトリックに、自分ではまっちまったらおしまいだ。
そいつは暗示のレールの上を一直線に走っていくだけさ。
だから、暗示の外へ出ろ。俺たちには未来がある。」
(いとうせいこう「解体屋外伝」)



■おすすめ気分









http://www.amazon.co.jp/CHAOS-MAGICK-05/lm/R37G6K7N16EKXW



■ハイチ震災とメディアオムニサイトメモ

twitter #haiti
http://twitter.com/#search?q=%23haiti

CNN utilizes twitter as news source
http://www.cnn.com/2010/TECH/01/13/haiti.internet/index.html
http://www.cnn.com/2010/TECH/01/13/haiti.social.media/index.html

cnn.co.jp, slow, poor and no external links.
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201001140002.html

jp.reuter.com slideshow, video, related articles
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-13329220100113

xinhua.cn
http://www.chinaview.cn/world/index.htm

xinhua.jp lol
http://www.xinhua.jp/rss/244519/

China news service -Agent of xinhua in Japan. lol
http://www.china-news.co.jp/


さて、脱出する盲目王とは本当は誰のことか、
そろそろ察しがつこうというもの。

暗示の外にでろ。おれたちには未来がある。


posted by bangi at 00:38| Comment(2) | ネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月13日

お蔵出し原稿シリーズ:映画「ナンバー23」(2007) 解説原稿

以下は映画「ナンバー23」(http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327457/)劇場公開時(2007)にプレスリリース、公式ウェブサイトで解説として発表された原稿。苫米地英人氏の著作を巡るTweetの流れのなかで、一部物好きから読みたいとの希望を受け、ここに再掲する。おそらく最終入稿直前原稿なので未校正箇所がいくつかあるかもしれないのはご愛嬌。

この国ここんところのスピリチュアリズム、新興宗教、自己啓発セミナーやマルチビジネスなどを取り巻く文化状況を俯瞰し、なにかが腑に落ちない、据わりが悪い、なんでだろうと感じられている方に向けて、おれなりのヒントを無言のうちに指し示したい、という想いを込めて執筆した。劇場映画の解説文として、もちろんやや演出を盛り込んではいるが、60-00年代文化潮流の束を、高圧縮最高速度で述べきるスタイルは我ながらなかなか悪くない。笑える。

映画の公式解説文なのに映画自体については一切触れないこの原稿を載せてくれてありがとうごめんなさい。




SEMANTIC HAZARD 23
最後の封印「23」が今、解き放たれる
解説:バンギ・アブドゥル(戦略意味論)


 光ファイバーが大洋を横断し、地球表面を包む電子的神経網に浮かび上がるバーチャル空間が次なる経済活動の基点として射程に収められつつある現在、全てを加速度的にビット化するITとマネーチャートが描きだす美しい自律性に全面的な信頼を置きながら、我々は無邪気にも「知り得ぬことは既にない」といわんばかりに、暢気な充足感に浴している。

 しかし、我々が体験し、解釈し、我がものとした筈の欧米文化の表層が、解読のためのパスワードを必要とする「暗号」だったとしたら。我々が眺めている全ての表層が、無知なる者を笑い欺くイリュージョンに過ぎないとすれば。そしてそのようなカモフラージュの深層のメッセージが解読されたことなど、幕末の開国以来一度たりともなかったとすれば……。

 その不穏な疑惑は近年、一連の映画作品の堰を切った様な公開ラッシュ現象を通じて、確実に社会意識に浮上し始めている。「セブン」「ダ・ヴィンチ・コード」が描く、反転されたキリスト教のイコン群、「シックス・センス」の暗喩の網、そして「マトリックス」「マイノリティ・リポート」が突きつける「隠された現実」感覚、これらは全てある一点の「闇」、我々日本人が決して取り込むことのなかった、そのあまりの奇怪さに困惑し文化的防御本能によってその流入を水際で拒んだ、欧米文化の深層に巣食う不気味な「怪物」の存在を、我々の眼前に突きつけているのだ。

 その「怪物」とは、ユダヤ秘教伝統カバラ、錬金術などルネサンスに花開いた秘教思想、テンプル騎士団、フリーメーソンなどヨーロッパと新大陸を席巻した秘密結社のネットワーク、そして19世紀末から今日に至るまで通奏低音として振動し続けているテクノロジーと霊性のエロティックな交歓、それら「見えざる西欧」の地下水脈の総体である。

 我々日本人は長らく、これら怪しげな地下水脈を死にゆく西欧の亡霊として一蹴してきた。ラテン語源の「隠されたもの」を意味する「オカルト」を、ネッシーやUFOやスプーン曲げといった表層として消費し、文化的フリンジとして切り捨ててきた。そしてこの拒絶が、続く半世紀に渡る致命的な情報欠落を引き起こし、誤読とせん妄のうちに暴走し破綻したバブル経済と文化失速の引き金となった。

 すでに日常生活に欠かせないものとして溶け込んだインターネットを利用する時に、ふとIT独特の言葉遣い、ボキャブラリーの異質さに気付いたことはないだろうか。メーラーディーモン(Mailer Daemon)イーサネット(Ether net)アバターチャット(Avatar Chat)……。70年代のコンピューターフリーク、ハッカーたちが築き上げたITネットワークの随所に、ディーモン/Daemon(ギリシャ語源/地霊・使役魔)エーテル/Ether(ギリシャ語源/霊気)アバター/Avatar(サンスクリット語源・化身)といった秘教的なイメージが散りばめられているのは何故か。ビートルズの代表作「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のアルバムジャケットに、ユング、アインシュタインと並び座を占めている「20世紀最大の魔術師」アレイスター・クロウリーとは何者なのか。サイバーパンクSFの騎手、ウィリアム・ギブソンが近未来の千葉、ロンドン、極点を舞台に描く「スプロール三部作」で、執拗にブードゥーの魔神に言及するのは何故か。明るいものと暗いものが同時に、瞬時に輝き、また見えなくなるようなこの違和感は、どこからくるのだろうか。

 20世紀のテクノロジーの輝かしい歩みが、同時にオカルティックな「月の光」の波長をも内在していることを示す事例は、IT用語やSF的想像力の範疇にのみ見いだされる訳ではない。たとえば宇宙工学。NASA(アメリカ国立航空宇宙局)を生み出す母体となったカリフォルニア工科大学の共同設立者、ジャック・パーソンズは、月のクレーターにその名を残す偉大なロケット工学者であると同時に、アレイスター・クロウリーによって再編された東方テンプル騎士団(Ordo Templi Orientis)のカリフォルニア支部長でもあった。冷戦下の米ソ宇宙開発競争時代、NASAの研究室にはクロウリーのピンナップが誰によってともなく張られていたという逸話がある。

 サイケデリック革命を指揮したポップ・グル、ティモシー・リアリーは、LSDによる精神拡張から地球外移民とケミカルデザイニングによる知性増大というテーゼを掲げ、後にLSDをコンピュータに置き換えたサイバー革命を準備した。「言語はウィルスである」というオブセッションに没頭したカルト作家、ウィリアム・S・バロウズは、地球外から人類の脳に感染した言語ウィルスによるコントロールを撹乱するために、原稿を切り刻み、リアリティを再構成するカットアップ技法を編み出し、その文化遺伝子は神経言語プログラミングと呼ばれる心理療法や、DJミックスとサンプリングによる音楽、ヒップホップ/ハウスミュージックに受け継がれた。

 60〜70年代にかけてのアメリカ文化といえば、フラワーチルドレン、ウッドストック、ベトナム反戦運動といった事柄が想起されるだろう。長髪にひなげしを飾り、LSDの酩酊に禅を追求し、宇宙的な愛と精神の平和、自然回帰を説くポップ求道者たち。しかしそのステロタイプの深層には、フランス実存主義哲学や量子物理学にのめり込み、旧態然としたイデオロギーを嘲笑しながら、来る大消費型経済構造とITネットワーク社会を正確に予知していた知的アナキスト層が形成されていた。彼らはオカルト文学の古典をポストモダニズムによって再解釈し、ウォーホルのポップアートから攻撃的な戦略意味論を抽出し、サイバネティック宗教心理学を醸造しながら、後にハッカーと呼ばれる新たな都市部族勢力を形成していった。

 彼らの世代を牽引したカルト・アンセムは、ロバート・シェイ&ロバート・A・ウィルスンによるSF小説「イルミナティ三部作」。世界的な陰謀結社「イルミナティ」と、狂気の女神を信奉するアナーコ・ヒップなメタ宗教勢力「ディスコーディアン」との闘いが、随所に現れる神秘数23とともにハイスピードで展開する、空前絶後のサイケデリックSF小説だ。この作品は実在のディスコーディアン運動と連動し、ウッドストック以降/サイバーパンク前夜の若者たちの人生を不可逆的に更新した。彼らが心酔した神秘数23はバロウズ、イルミナティ、ディスコーディアンといった時代のアイコンとともに、最もスリリングな符丁、暗号として時代精神に刻印された。

 この世代からいち早くスピンアウトしたのが、アップル・コンピュータを設立したスティーブ・ジョブズである。ディスコーディアン運動のシンボルであった林檎をトレードマークに掲げ、全く新しいパーソナル・コンピューティングの方法論を打ち出し、文字通り未来地図を更新してしまった。また「イルミナティ三部作」に熱狂したブルース・スターリング、ルーディ・ラッカーといった新世代SF作家群が頭角をもたげ、後にサイバーパンクと呼ばれる次世代SF運動を準備した。映画監督のリドリー・スコットは、バロウズの「ヘビーメタル感覚」を悪魔的なまでのクオリティで視覚化した魔術師かつアーティスト、H・R・ギーガーを美術監督に迎え「エイリアン」を製作した後、P・K・ディックの先駆的サイバーパンクSF作品「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を映画化、そのタイトルにストーリーとは全く無関係でありながら「ブレードランナー」というバロウズの同名小説のタイトルを冠した。また近年話題となった世界的ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」原作者であるダン・ブラウンは、「イルミナティ三部作」と23エニグマへの全面的なリスペクトとオマージュを捧げている。彼ら時代のキーパーソンたちは、「23」のシグナルを受信し、文字通り未来を創造するという陰謀に果敢に参画していったのだった。

 原書が発刊されて38年を経た2007年、ようやく「イルミナティ三部作」が翻訳・出版され、我が国にウィルス「23」の純粋種株が解き放たれた。そしてその僅か数ヶ月前、著者ロバート・A・ウィルスンは鬼籍に入り、さらにその数ヶ月後、11月23日に「ナンバー23」が公開される。この出来事は極東、黄昏の経済大国における「23エニグマ」の最新事例としてリストに追加されるとともに、見えざる欧米文化の深層潮流が、我々の目前で遂に最後の封印を解かれたアポカリプスの徴として、記憶されるだろう。



附録: 23エニグマ

 「23エニグマ」と呼ばれる謎の体系は、デビッド・クローネンバーグによって1991年に映画化されたカルト小説「裸のランチ」の著者、ウィリアム・S・バロウズの作品群に繰り返し現れる不吉な啓示として広く知られることとなった。バロウズは新聞の切り抜きや様々なリサーチから、世界の随所に現れる23の奇妙な符号を収拾し、精神びらん性の言語ウィルス兵器「B23」といった地獄的なガジェットを自身の作品世界に注入した。また70年代中期にはロバート・A・ウィルスンとロバート・シェイによるカルトSF小説「イルミナティ三部作」において「混沌と虚無を象徴する神秘数」として祀られ、ここに「23エニグマ」の神話的構造が完成した。

 以降「23」は「バロウズ・コミュニケーション」や「ディスコーディアン」といった対抗文化勢力のシンボルとなり、その地下ネットワークの母体であり発信拠点であるアメリカの心象風景に浸透していく。60年代から継続されたサイケデリック神秘主義、量子飛躍とカオスに彩られた科学史上のパラダイムシフト、パーソナルコンピューティングとハッカーの新興文化が渾然一体とり、その知的地下水脈の影響下に80年代サイバーパンクSF、ハウスミュージック/レイブカルチャーがグローバルな運動体として勃発した。

 世界を席巻するポップカルチャー、世界の警察を自認するグローバルパワーといった「強いアメリカ」と、心理カウンセリングへの過剰な依存、慢性的なパラノイアと陰謀論の坩堝である「病めるアメリカ」、その陰陽両面の黙示録は、郊外の巨大ショッピングモールと大資本管理のMTV、TV宣教師の原理主義的な終末論に自閉していくアメリカの精神的危機に映画、文学、音楽の様々な領域から警戒の声をあげる対抗文化潮流の符丁「23」にエンコードされたのである。

 「23エニグマ」の核心は、統計データや文化的コンテクストにのみに存在するのではない。23の不思議に取り憑かれた人々は、実生活においてこの数字に意識を向けた途端に、なぜか連鎖的に「23」が現れ始め、それでいてその意味するメッセージは常に不明瞭で混沌としたまま、なんら有用な教訓や予見をもたらさないという、まるで眼前で不吉な踊りを踊り続ける無言の道化との対面のような、魔術的な体験を強調する。これは誰にでも容易に体験できる。試しに、この映画を観た後、日常に現れる「23」を意識して採集してみるといい。何気なく坐った席が23番シートであったり、ふと手にした、さして重要でもない書類の通し番号が0023であったり……

 これらは、心理学的には「アポフェニア」と定義される心理現象としても説明され得るのだが、果たして純粋に心理的な錯覚に過ぎないのか、深淵な謎を秘めた「符号」の発見なのかは、あなた自身の体験で確かめていただきたい。以下は、「23エニグマ」の例である。

・フィリップ4世がフランス全土においてテンプル騎士団のメンバーたちを一斉に逮捕したのは、1307年10月13日(10+13=23)。
・ジュリアス・シーザーは暗殺時、23回刺された。
・ラテン語のアルファベットは、23文字で構成されている。
・ヒトの生殖細胞に含まれる染色体は、23本。また、人間の性を決定づける遺伝子は、第23番目遺伝子である。
・血液が体全体を巡るのに必要な時間は、23秒。
・古代エジプト・サマリア暦は、7月23日から始まる。
・地球の地軸は、公転面に垂直な方向から23.5度傾いている。
・タイタニック号の沈没 1912年4月15日(1+9+1+2+4+1+5=23)
・英・劇作家、詩人のウィリアム・シェイクスピアは、1564年4月23日に生まれ、1616年4月23日に他界した。
・ナチス・ドイツ初代総統、アドルフ・ヒトラー自殺 1945年4月(1+9+4+5+4=23)
・古代マヤ人が信じた世界の結末 2012年12月23日。
・カルト集団「The Family」のリーダー、チャールズ・ミルズ・マンソンの誕生日 11月12日(11+12=23)

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2010年01月06日

misa joey、KISS AND CRY、00年代

ふと気がつくと00年代が終わったのね。
皆さん無意識に10年の周期に突き動かされているようです。


misa joey、実に10年ぶり、まさかのニューアルバムリリース。
ぐっと人間ぽくなった、そしてやっぱりあのmisa joey。



Myspaceで視聴できます
http://www.myspace.com/misajoey

misa joeyとは90〜00年代初頭の恵比寿〜渋谷に自作トランスミッタでアンビエントばっかり放送しまくっていた海賊FM「RADIO XP / 040 media active」の、時代の共犯者。misa joeyはいつもいい感じにぐでんぐでんに酔っぱらってDJしてて、本当率直にミュージシャンというか酔っぱらいでした。クリストファー・ドイル監督「孔雀」の主題歌のCDを渡されてもへぇー、みたいに流してしまいそうな、それくらい酔っぱらいでしたね。そんな海賊FMが昔恵比寿〜渋谷にカフェと現代美術ギャラリーとレストランと融合して、3年くらい?ずっと続いて、その頃SONYからでたmisa joeyのアルバムはほんともうその時代のサウンドトラックだった。そんな00感。暑かったなースタジオ。トランスミッタが尋常じゃない熱だしててたのを、扇風機で人間ごと冷やして放送してました。涼しかった音、酒。人々。東京。




KISS AND CRY
http://www.myspace.com/kissandcryandp
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TQB名義でマキシシングルをリリースしていた麻深もと子女史が新プロジェクトKISS AND CRYでウェルカムバック。myspaceには彼女と僕がとにかく暇だった頃に録音したトラックも幾つか視聴できます。どれくらい暇だったかというと、彼女は毎日恵比寿のうちにやってきて、おれは朝はプール、午後は公園でトランペットの練習をして過ごしていたくらい暇だった。どっちもいい大人なのに。どういう生活してたのか今考えるとちょっとよくわからない。

myspaceで聴ける00年代の音は、いったいどんな悲劇を予感していたのかつー感じの、先取りカタルシス感覚溢れるナーコなSSRIチューン。この人は類い稀なるメロディーメーカーで、そこにある種の彼岸をみつめつつ妙にあっけらかんとした歌詞をのせる奇妙な壊れぷりが魅力なのですが、先日10年ぶりに本人と会い話したところ「当時の歌詞は今なら倫理基準にひっかかるレベル」と、最近ようやく自覚したとのこと。むしろPhewとか浅川マキとかにも通じるアーティストともいえるのだが、本人的には全然そういうつもりではないところがまたいい。
drive(kaunter ver.)、もうすぐ逢える(in the park)、LOVELESS LOVEがそんな二人のサマーオブ暇の記録なのだが、個人的には「月の試写会」が聴けないのが不満。送りつけてアップしてもらおう。

彼女たちが、あらたな10年代の音をふたたび模索しはじめたことに、率直にワクワクさせられる。いやはや、壮快。

10年一昔。


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2010年01月04日

今年の正月、夢日記

もうたいがい忘れたが、今年は小刻みにこじんまりとしたいい正月だった。

千駄ヶ谷オフィスで最後の忘年会をかたづけ水戸へ。
食って寝て起きたら大洗磯前神社に初詣。
http://oarai-isosakijinja.or.jp/

一寸法師伝説に繋がる少彦名命と、その国づくりパートナーである大己貴命が祀られている。おれはかつて夢で大国主命を名乗る男に会ったことがある。

ぼーと立っていると地平線の向こうから小さい人が歩いてきて、大国主命のエージェントと称する。ここでぐいっと明晰夢状態に誘導し、ほんとに?何の用?とやや訝しがってみせる(お約束というか、作法というかそういうものなのだ。)が、面白いし他にすることもないのでついていく。

案内されたオフィスは白木づくりで神社ぽくはあるがやはり清楚なオフィス空間で、しばらく座ってると福々しくも若々しさと才気に溢れたやり手風中年男性が登場、大国主らしい。常世の国でなんらかのコンサルタント業務を担当しているらしく、シンクタンク風のオフィス空間でなんらかのプロジェクトを打診された気がする。

おれはなんとなくよくわからないのと関心がもてなかったのとで前向きに検討しますごにょ、くらいの社交辞令的返事を返した。幸い時間はたっぷりあるらしく、大国主は別段気にしてないようだった。面談は10分程度で終わった感じ。目が覚めた後、大国主が同世代くらいでいい感じなビジネスマインドをもった感じに好印象。大した話でもない風なのも、別にあっちのほうでは国難とかそんな深刻な感じじゃないっぽくて一安心だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/大国主

まーそんな夢を過去に見たことや、長らく大黒ビルに住んでいたこともあってなんとなく大国主てのは身近に感じていたのだが、今回の初詣旅の主軸は少彦名命に置かれていた気がする。義理の甥(3歳)の愛読書であるオムニバス絵本ではふと一寸法師のお話を読みふけってしまったし、海を渡って異界からやってくる小さい神、それを精子、遺伝子のメタファーとして読めば、次の10年のおおざっぱなビジョンとも合致する。今年は小さい感じがいい。小さくいくぜ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/スクナビコナ

水戸から帰って寝てみた夢、つまり初夢は、これまたいい感じに鮮明な半明晰夢だった。なにやら悪の魔術師が首のない巨人の遺体をつかって邪心スサノオ(夢の中での設定である)を召喚しようとしているらしい。古書店に集まっているインディペンデント系の魔術師が「あれはどうかねー」などとやや批判気味にそれを論じている。おれはインディ系古書店組合の連中とあれこれ話しながら(昔ちょっと顔見知りだったような、くらいの親密感)書架に並ぶ魅力的な背表紙に魅入られている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/スサノオ
http://www.haizara.net/~shimirin/kt/y-yoshida/sun3.html

しばらくして、スサノオ召喚儀式が佳境に入ったらしく、辻でやな感じのつむじ風が起こる。なんとなく腕試し的なノリで邪心召喚を妨害すべく辻にでると、黒魔術師と対面。即座にお互いのイメージを上書きしあう抽象度対決に突入したのだが、夢を見ている状態でさらに能動的に夢をみるような、非常に不思議な感覚。そんなこともできるんだなーと感心した。対決はまーやや優勢気味くらいでうやむやに終了。古書店の仲間連中の前で対面を保てた程度の満足感で夢見終了。

初夢としてはどうなんだ、という感じだが、明晰夢独特の鮮明さでみた頭無し巨人の青緑色の体の不気味な美しさ、スサノオ召喚を目論む黒魔術師とそれを警戒するインディ系魔術師たち双方のクールなセンス、そして「明晰夢のなかで明晰夢をみる」イメージ操作体験の、どれもがここ最近の夢見ベスト3ランクインのクオリティだった。満足。

2日は皇居に出向き、東京駅でカツカレーを食い(正月の人のいない東京でおれはなぜか無性にカツカレーを食いたくなる)新居にいとこ連中を迎えてお年始のご挨拶。由緒正しいお茶の水の自然育児幼稚園にひょんなことからご子息を通わせることになったいとこ嫁の及び腰な困惑、テレビをみるようになった母(いや前からみていたかも知れない)など、おれが長らく注目してこなかった身近なリアリティに改めて感じ入る。

3日から4日にかけては地元の新しい氏神様にお参り、片付けついでに恵比寿神社にお参りし、鎌倉知人宅でこたつ夜会、横浜中華街で知人のジャムセッション観戦。昨年程大移動はしなかったが、コンパクトにフットワーク軽く過ごせて今は鋭気充分。満足。
http://www.myspace.com/nozenoise

さて2010年、新たなDecade初年に突入した訳だが、
じゃーんここで唐突に昨年&今年の発見&抱負。

2009年の発見
・苫米地英人の冴え
「抽象度」はなにげにマイブーム。「苫米地英人宇宙を語る」が彼のPost Modern Illuminismの目下のところエッセンスか。
トリックスターという属性も丁寧におさえつつしれっと時代のデプログラムを目論む彼には今後しばらく注目しようと思う。


・宮崎アニメvsアバターにみる東西物語の制空権争い
中華の記憶へのまどろみvs異星の恋人のAstral Projection
Neuro warsは始まっている。

・抽象度が高くなると時間は減速する

ういーひっく。では2010年の抱負は、、、

・コンパクトに、小さく効率的に、素早く
うん、一寸法師だね。極小CPUの絶え間ないクロック加速のような。それと苫米地用語を援用すれば抽象度をより高めていくこと。Time wave zero祭りに向けて、明晰なニューロダンディズムを極めていきたいと思います。

・語り、舞いへの回帰
ことば、からだ、ひかり。そういうものの直接操作、すなわちアウトプットにまい進します。

・圧縮
こどもをつくり、そだてます。

積み上げタスク:
HIKARI、GORUGOTH、KISS AND CRY、Misa Joey、ジャム、あっちのドキュメンテーション、こっちのローカライゼーション、請負任務の完遂、離陸。

各方面今年もなにとぞひとつ。










posted by bangi at 21:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする